これは小学校6年生の話。
当時、ガンダムがめちゃめちゃ流行っていた頃。
ガンダムのプラモデル、いわゆるガンプラが全盛期だった。
俺もハマった口である。

参考資料…上記パーフェクトガンダム。当時はここまでリアルじゃ無い。
ガンダムも4台ぐらいあったので
一台をある計画の下に使用する事を決めたのだ。
ガンダムは宇宙空間ではもちろんの事、
地球上の大気圏内でもバーニアを駆使して飛ぶ様に操縦できる
これは
第9話【飛べガンダム】で実証済みである。
…とは言っても作画の中の話。
漫画の話なのだが…
書く必要も無かろうが毎度の如く書かなければいけないのだろう…
授業中から勉強そっちのけでノートに作図を書いていた図面を参考に
ロケット花火をガンダムに2本巻きつけ、
バーニアの形を作った。
絶対飛んでいくと確信していた。
さぁ~近所の仲間達が見守る中
ガンダムを空中に飛ばす実験が開始されたのだ!
道路の真ん中を陣取り(田舎なので交通量が少ないんだ~)
144/1のガンダムを仁王立ちさせてキリッと立たせた。
背負った2本のロケット花火はポピュラーな『月面旅行』を使用した。
さぁ~みんなの視線を集めて
握り締めていたライターを着火させる…
そして…
ついに…
『点火!!』
『シュゥ~………~』
『シュッ!』
と、ロケット花火自体に着火した瞬間!
ガンダムは意に反して横に倒れて
上空ではなく、地面に数十メートル引きずられてしまった!
…そして!!
『バンバーン!!』
と、高らかな音を立ててガンダムは木っ端微塵となったのである…
友人達も後味が悪かったのだろう。
しばらく無言だった…
そして静寂を打ち破るかの様な
友人の言葉は忘れようが無い…
『アニメは所詮アニメだね。』
………
それを言っちゃあ~おしまいよ!(寅)
夢は?希望は?一体何なのだろう?
尾崎豊がその場にいたのなら
この気持ちを形容して名曲が生まれたに違いない。